新聞読み比べ
2022年10月14日 14時50分第5回 NIE委員会放送の様子です。
『今週の気になるニュース』
1つ目は、愛媛新聞10/8,10の記事です。
皆さんは、ウクライナとロシアの戦争を知っていると思います。
平和を取り戻すために活動している ウクライナの団体が、今年のノーベル平和賞を受賞 した ニュースです。
もうひとつは、 ウクライナ出身の歌手 ナターシャさんが日本でコンサート を行っている ニュースです。
ナターシャさんは、こう訴えています。
「ウクライナを ただかわいそうと思うのではなく、もっと知ってほしい」と。
考えさせられる記事ですね。
2つ目は、朝日新聞10/5の 東京ヤクルトスワローズ 村上選手の56号ホームラン の記事です。
今シーズン最終戦、最終打席での一打。
1964年の王貞治選手を超える日本人単独最多、史上最年少22歳での三冠王に輝きました。
最後の最後で決めたプレーに勇気と感動をもらいました。
最後は、愛媛新聞10/7の記事です。
ごみとして持ち込まれた利用可能な食器、電気製品などを必要な人へ届けるサービス です。
リユース活動の推進と循環型社会の構築 につながる と 「ごみとして捨てる」から「まだまだ使える」に 期待が寄せられています。
新居浜と今治の取組を、ぜひ松山にも広げたいですね。
さて、皆さんは 『新聞週間』 という言葉を知っていますか?
全国の新聞社が新聞について考えてほしいと設定した1週間です。
今年のテーマは、 「無関心 やめると決めた 今日の記事」です。
今週の特集は、 『久谷中に届く4つの新聞の読み比べ』 です。
現在、 朝日 、 毎日 は3年生の階、 愛媛 は2年生の階、 読売 は1年生の階に置いて、自由に読めるようにしています。
これら4紙に違いはあるのでしょうか?
10月10日の1日の新聞を比べてみましょう。
一面は トップ記事 と言って、 各新聞社が最も伝えたいニュース を載せています。
読売は「二酸化炭素の削減」のニュースですが、朝日と毎日は「ウクライナとロシアの戦争」について、愛媛は「内閣支持率の低下」についてです。
各社の見出しと内容も違いますね。
では、 同じ内容の記事を読み比べ てみましょう。
9月30日、日本と中国は 日中平和友好条約によって国交回復して今年50年になった という事実 です。
読売は「日中 友好から緊張に」と、最近の日中関係の緊張感を重視して書いています。
愛媛は「平和へ責任共有を」「新時代への関係構築」と、日中の代表の言葉を重視しています。
朝日は日中代表のメッセージを書くとともに、若者たちの日本文化・中国文化の関心の高さを強調して書いています。
同じ事実でも「関係が緊張」と書くか、「関心が高く交流が深まる」と書くかでは大きく違います。
私たちは、 メディアリテラシー(正しく情報を読み取り、判断し、自分の考えを持つ力) を育てていく必要があります。
そこで、来週1週間は、その日の4社分の新聞を1階生徒玄関に並べておきます。
4社でどんな違いがあるか、自分の目で見てみてください。
おもしろい発見と驚きがあると思いますよ。
最後に お知らせ です。
11月3日、久谷中文化学習発表会の日に、 『第1回 シンブリオバトル』 を開催します。
シンブリオバトルとは、 本の紹介をするビブリオバトルの新聞版 です。
日頃からやっている 新聞1分間スピーチの学年別チャンピオンを決定 します。
どのスピーチで勝負するか、考えておいて下さい。